羊の放牧始めました。

こんにちは、昨日に引き続き、とっても暑い十和田農場です。
今日は東北地方でも30℃近い気温になるようですね。
皆さん、熱中症にはくれぐれも気を付けましょう。


さて、このうだるような暑さの中、羊たちは外へ放たれました。
サフォークの親子たちです。


お母さんたちは勝手知ったる放牧地。
しかし、子羊たちは初めての放牧地です。
いつも柵の隙間から見ているだけの外の世界は、言うなれば壁の絵。
ずっとお母さんについていた2頭だけは難なく外に出られましたが、ほかの連中は取り残されてしまいました。

実はこの現象、毎年のことなんです。
子羊はさっさと出て行ってしまうお母さんたちについていけないと、一人で出るとこができません。
すぐそこにいるんだから行けばいいじゃない、と思うかもしれませんが、子羊たちの視界にはそんなの写らないんです。

では、この後どうなるの?と思うでしょうが、心配はいりません。
ひとしきり鳴き叫んだ頃に、ひとしきり牧草を楽しんだお母さんたちが乾いたのどを潤しに畜舎に戻ってきます。
そこで感動の再会となるわけです。
このころには、お母さんたちも落ち着きを取り戻しているので、ゆっくり子羊たちをお外へいざなってくれます。


これで無事にのどかな放牧風景の完成です!
雲一つない青空の中、黙々と牧草を食べ続けます。


片やこちらは、一足先に放牧されたヤギさんたち。
今回は子羊たちがびっくりするといけないのでヤギ舎のパドックでお留守番です。
この羨ましそうな表情(笑)
今回だけ、我慢です。


この日は、マンクスロフタンの放牧も始めちゃいました。


一際ビビりなマンクスたち。
それでも牧草を食べるのに必死です。

これで、農場もかなり賑わってきました。
あちこちで子羊たちのめーめー叫ぶ声が飛び交います。

そして、私たちはこれから毛刈りという大仕事が待っています…

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