削蹄実習

みなさんこんにちは。

日にちが前後しますが、今日は6月最後の金曜日に行われた削蹄実習のお話です。
獣医学科の5年生の実習で、牛の削蹄実習があります。
動物、とくに畜産動物は、̪肢蹄管理がとても重要になってきます。
足が悪くなると立てなくなり、立てなくなると食べれなくなり、食べれなくなると元気がなくなりやがて死んでしまうからです。
そこで、特に重要な蹄(ひづめ)の管理として、削蹄を行います。
要は、爪切りですね。
しかし、この削蹄にはたくさんの知識と技術が伴います。
削蹄を行う職人さんを削蹄師といい、農場の牛たちも削蹄師さんに削蹄してもらいます。


削蹄用の枠場に牛を入れて、前足と互い違いの後ろ足を同時に切っていきます。


里藤(種雄)も何とか枠場に入りました。
身体測定みたいになってますね。


前足の伸びきったところをナタで叩いて落としていきます。


後ろ足も地面にまっすぐにつくように平行を確認しながら削蹄鎌で削っていきます。


午後は実習で学生さんが実践します。
獣医さんは、動物の病気を治すために、このような勉強もしているんですね。
因みに、削蹄師さんには試験に合格して技術を身に着ければ、だれにでもなれます。
これとは別に、馬の削蹄をし、蹄鉄を履かせて整える人を装蹄師といいます。
牛や馬が好きな方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
日本装削蹄協会

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