家畜人工授精講習会 その1

明けましておめでとうございます。
1月2月どこ行ったって感じですが、農場の動物たちは変わらぬ日々を送っております。
最近はインスタにばかりかまけておりまして、ブログはほったらかしになっていました。
(だって楽ちんなんだもの  のうじょう)
冗談はさておき、このままほったらかしにするわけにもいかないので、年明けにあった実習のお話でもしようと思います。

余談ですが、この記事、ずっと下書きに保存しておりました。
実はこの話、一回書き上げてるんです私。
何か知らんがエラーですべて消え去ったんですよ、そこでちょっと自暴自棄になっていました。
すみません私情を挟んで申し訳ないです。
というわけで、元気に更新がんばります!

--------------
今回は、昨年行われた家畜人工授精講習会の精液注入実習と、先日行われた受精卵移植講習会の胚移植実習をご紹介します。

北里大学獣医学部動物資源学科では、家畜人工授精師という国家資格を取得することが出来ます。
家畜人工授精師とは、牛や豚などの家畜を人工的に妊娠させて生産性を上げたり、受精卵を保存して育種の管理などを行います。

実はこの技術、ヒトにも同じような技術を用いて不妊治療などに応用されています。
実際に、不妊治療のクリニックなどで胚培養士として活躍している卒業生もたくさんいらっしゃいます。

昨年11月の精液注入実習は、授精適期の牛に凍結精液を解凍して膣内に注入し、牛に妊娠させるという実習でした。
実習では実際に妊娠はさせませんが、畜産農家さんの大半はこうして牛に妊娠をさせて牛乳を搾ったり、肉牛を生産したりしています。


こちらは先生のお手本。


膣鏡を挿入して子宮口の位置を確認します。


実際に学生さんが解凍して注入棒に設置した精液を注入します。


牛さんたちはのんびり順番待ち。


次の記事に続きます。
(事故を防ぐために長文自重します。)

コメント

人気の投稿